マス広告での画一的なアプローチが機能しなくなり、”One to Oneマーケティング”や”パーソナライズ”という言葉が一般的になってきました。
本日はそのベースとなるセグメンテーションという考え方について解説します。
ポイント
マーケティングのベース知識として、、
- セグメンテーションの考え方
- なぜセグメンテーションをするか
なぜセグメンテーションか:市場の考え方
時代の変遷:マスから特定のセグメントへ
市場全体に画一的なTVCMや新聞広告でアプローチしていて、認知効果が出ていた時代は、顧客の価値観の多様化および外部環境変化(情報過多やテクノロジーの進化など)により変化しています。
同じ20代でも価値観や感性がまるで違っていたり、外部環境で言うと、Web広告により具体的なターゲット(地域や志向、嗜好など)に訴求ができるようになりました。
セグメントも古い?特定の個人へのアプローチの必要性
正直、セグメンテーションという考えも古くなってきています。これはよりビックデータ解析や広告の進化によるアプローチが可能になったためです。
ただ、上記の前提として、ターゲットをどのようにとらえているかも重要な内容になるので、説明をしていきます。
顧客セグメントの考え方:4つの変数
顧客セグメントは以下4つの変数で考えられることが一般的です。(ペルソナ考える上でもインプットになります)
顧客セグメントの4つの変数
- 地理的変数(ジオグラフィック変数)
- 人口動態変数(デモグラフィック変数)
- 心理的変数(サイコグラフィック変数)
- 行動変数
地理的変数(ジオグラフィック変数)
国・地域・都市の規模、経済発展・進展度、人口、気候、文化・生活習慣、宗教、政策など
人口動態変数(デモグラフィック変数)
年齢、性別、職業、所得、学歴、家族構成など
心理的変数(サイコグラフィック変数)
価値観、趣向、ライフスタイルなど
行動変数
購買の状況・経路・頻度など
顧客セグメントは寄り詳細化および具体的なアプローチが必要な時代へ
ざっくりとした顧客セグメントだけでは足りない時代になってきます。
このマーケティング基礎としてこの考え方は理解した上で寄り高度な知識やアプローチを身に着け、実践の中で仮説検証していくことが重要です。
最後に:一番大切なことは仮説を検証するサイクルを早く回すこと
大企業でコンサルティング支援していると、机上の空論でターゲット顧客を定義し、検証もしていないことが往々にしてあります。
すぐにスモールに実践し、想定の課題通りなのかは確認していくことが一番大切です。