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次世代の移動サービス! MaaS

みなさんMaaS(Mobility as a Service)という言葉を聞いたことが有るでしょうか。次世代の移動サービスと言われ、世界中で急速に拡大しつつある概念です。本記事では、「MaaSって聞いたことあるけどよく分からない」・「MaaSって何?」といった人向けに、MaaSの概要について説明をいたします。

次世代の移動サービス! MaaSとは

MaaSとは様々な交通サービスを1つに統合し、移動者のニーズに応じて利用できるようにしたサービスです。電車・自動車・タクシー・バス・トラム・飛行機・船・自転車等の様々なサービスが存在しますが、目的地に移動するためには、どのサービスを使うべきなのか良く分からないことがありませんか? 「今まで電車で移動してたけど、実はバスと自転車で移動した方が早かった」とかですね。MaaSを利用すれば、最適な移動方法を把握することができます。

また、MaaSのもう一つの特徴として、経路検索・予約・決済までを一括して行えることが挙げられます。移動するために必要なことを、1つのアプリで完結して行えるのは便利ですよね。

MaaSが社会課題解決に貢献できる理由

MaaSの普及に伴う人々の移動スタイルの変化が、様々な社会課題解決につながると言われています。都市部・地方・全般(都市部・地方共通)別に、MaaSの普及効果・社会課題への影響を説明いたします。

都市部では、公共交通機関の利用が増加(自家用車の利用は減少)し、交通渋滞の緩和につながると言われています。また、自家用車の利用頻度が減少することで、排気ガスによる環境汚染の低減にもつながるとと言われています。

地方では、公共交通機関へのアクセスが向上し、公共交通機関の便の悪さが改善できると言われています。また、タクシーやシェアリングサービスが普及することで、人口減少等の影響で公共交通機関の維持が困難な地域でも、交通サービス(タクシー・シェアリング)を維持することができます。

都市部・地方に共通して起きることは、自家用車所有割合が減少することで、自家用車を所有することによる経済負担が減少するとも言われています。

みんな気になる! 世界のMaaS事例「Whim

フィンランドでMaaSアプリのWhimが登場し、人々の移動スタイルに大きな影響を与え、自動車依存の社会から脱却したと言われています。

フィンランドでMaaSが普及した背景として、以前より持続可能な社会を実現するために、官民一体となった取り組みが行われていました。例えば、モビリティに関する実証実験や、デジタルを活用したサービスの推進(遠隔医療等の推進も行っている)を行っていたようです。つまり、官民が連携を取りやすい仕組み・環境が構築されていたと言えます。

上記のような取り組みの一環でMaaSアプリ「Whim」が誕生しました。Whimでは、1つのアプリを通じ、公共交通機関・タクシー・シェアリング等を組み合わせ、個人にとって最適な経路検索・予約・支払ができます(定額のサブスクリプションサービスもあり)。これぞMaaSと言っても過言ではないサービスですね。

Whimが普及したことで、フィンランドでは、公共交通機関の利用割合が48%→74%へと増加し、自動車利用率40%→20%へと減少しました。見事に自動車依存の社会から脱却できたわけです。

以上で、MaaSの説明を終わりとさせていただきます。

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Orange

コンサルティングファームや銀行で勤務した経験があり、戦略やファイナンス領域にに強みを持つ。大企業の新規事業立ち上げ、ベンチャー企業のIPO等、様々な状況下での事業計画策定、PMIにおける組織再編、予算編成・業績管理の高度化・効率化などの実績をもつ。

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