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【コロナ対策】危機を乗り越えるロジカル経営とPDCAの回し方

ビジネスのPDCAを回すことで、定量的に会社の課題を迅速に把握・解決することや、会社がとるべき成長戦略の検討を行えるようになります。

直感・根性論経営から脱却し、ロジカルな経営を行えるようになるのです!

特に、業績が悪化している会社には必要不可欠と言ってもいい経営手法です。

ビジネスのPDCAを取り入れることで、業績回復・事業成長の助けになること間違いなしなので、この記事を最後までお読みいただけると幸いです。

 

ビジネスのPDCAを実践する・浸透させるためのポイント

皆さん、PDCAはご存知でしょうか。

PDCAとは

Plan, Do, Check, Actionの略称です。

PDCAを分かりやすく説明すると、計画を立て、実行し、結果を確認し、アクションプランを検討するということです。

この一連の行動を反復して行うことを、ここでは、ビジネスのPDCAと言わせていただきます。

今回はビジネスのPDCAの中で、特に重要なCとAについて詳しく解説します! 
※ちなみにP=予算と考えていただいて構いません。

  1. 失敗は成功のもと! 予算と実績の比較
  2. 成功を掴み取るアクションプラン! 予算と着地見込みの比較
  3. 社員のモチベーションアップ! ビジネスのPDCAと報酬の連動

上記のポイント1・2を抑えれば、ビジネスのPDCAの回し方を理解でき、ポイント3を抑えれば、社員にもビジネスのPDCAを浸透させることができます。

1. 失敗は成功のもと!予算と実績の比較

失敗は成功のもとという言葉を聞いたことはあると思います。

失敗した原因を分析し、2度と同じ失敗を繰り返さないようにすることで、成功する確率を上げることですね!ビジネスでも予算と実績を比較することで、何故上手くいかなかったのかを分析することが重要です。

ちょっとタイトルからは外れますが、同様に何故上手く行ったのかを分析することも重要です。

予算と実績を比較せず、失敗した事例

失敗したケースを用いて、より具体的な説明をします。

売上(=来客数×単価)の予算が1億円、実績は8,000万円のイタリアンのレストランがあったとします。何故2,000万円分、目標を達成できなかったのかを、分析してみましょう。

例えば、単価は計画通りの推移をしている一方、来客数の低迷(2割減)が起きていたとしましょう。

何故、来客数の減少要因を分析し、要因別に対応策を検討しましょう。

例えば、「空席が目立ち集客力が落ちているので、マーケティング活動に注力する必要がある」であったり、「お店は常に満席に近い状態ではあるものの、顧客の回転率が悪く来店客数が伸び悩んでいるので、時間制を取れ入れる」であったり、「昼は常に満席だが、夜は空いているので、夜のメニューの拡充を図って集客力を上げる」等、来客数低迷の要因別にいろんな施策が検討できますね。

つまり、予算と実績を比較して、何故その差分が発生したのか、その原因は何なのかということを突き止めれば、その対応策を検討することができ、会社が抱えている課題を潰し込むことができるのです!

余談ですが、予算と実績の比較を行って、予算未達の人・部署を叱り過ぎると、予算を保守的に作るようになるであったり、ミスを誤魔化そうとする文化が生まれやすいので、「あくまで今後の参考とするために予算未達の原因を分析しているんだ」というスタンスを、会社で示すことが重要だと考えます。

2. 成功を掴み取るアクションプラン!予算と着地見込みの比較

予算と実績の比較では、過去の経験を元に、同じ過ちを繰り返さない・成功を再現するための分析・検討ができます。一方、予算と着地見込みの比較では、どうすれば今期の予算を達成できるかということを考えます。

まず、予算と着地見込みの違いについて、説明いたします。

予算と着地見込みの違い

  • 予算:期初に立てた目標値
  • 着地見込み:期中に立てた着地予想

期初の想定通りに1年間ビジネスが進むなんてことはありません。期初に立てた目標はあるものの、現実的な着地予想はまた別に存在するのです。

予算と着地見込みを比較して、予算<着地見込みの場合は問題ないのですが、予算>着地見込みの場合は、このままいくと目標値を達成できないため、問題ありということになります。ここからは、予算>着地見込みのケースについて説明します。

まずは、予算-着地見込みの詳細な数値について、正確に把握してください。この差分を把握して、この差分を埋めるためのアクションプランを検討することが第一歩です。要するに、予算達成を諦めるのではなく、予算達成を目指してアクションプランを検討するということです。

アクションプランを検討する方法は様々あるのですが、個人的にはSWOT分析でアクションプランを検討することをお勧めします。SWOT分析のやり方については、いずれ解説させていただきます。

3. 社員のモチベーションアップ!ビジネスのPDCAと報酬の連動

ビジネスのPDCAを回す上で重要なのは、全社員一丸となって、予算達成という1つの目標に向かって努力することです。そのため、ビジネスのPDCAの仕組みを全社員に浸透させることが重要となります。

ビジネスのPDCAを浸透させる手法はいくつかあるのですが、代表的な手法について説明します。

ビジネスのPDCAを取り入れることで、どの部署・人が予算達成にどの程度貢献したのかが、見える化されます。この貢献度に応じた報酬を従業員に支払うことで、部署・従業員の予算達成に向けたモチベーションは高まります

予算達成に向けたモチベーションが高まるということは、仕事のモチベーションご高まるということです。いわゆる歩合制に近いですね。多くの会社は賞与にこの考え方を取り込んでいます。

まったり楽に仕事がしたいという人には、歩合制は向かないかもしれませんが、頑張ってる人が報われないというのも問題かとは思います。バランスが大事です。

自分の会社の社風や従業員のキャラクター等も考慮する必要があるかと思いますが、ビジネスのPDCAを全社員に浸透させるために、ビジネスのPDCAを導入されたしたあかつきには、ビジネスのPDCAと報酬を連動させることを検討してみてください

終わりに:業務へ負担をかけずに経営改善に取り組むことが重要

業務に負荷をかけ過ぎず、かつ、比較的タイムリーに課題把握やアクションプランの検討を行うことが重要です。

そのため、毎月1回、少なくとも3ヶ月に1回、ビジネスのPDCAを回すようにしてください。これができていれば、ロジカル経営を実践できているといっても、過言ではないです! 

まだビジネスのPDCAを会社に取り入れてない方は、是非取り入れてみてください!

  • この記事を書いた人

Orange

コンサルティングファームや銀行で勤務した経験があり、戦略やファイナンス領域にに強みを持つ。大企業の新規事業立ち上げ、ベンチャー企業のIPO等、様々な状況下での事業計画策定、PMIにおける組織再編、予算編成・業績管理の高度化・効率化などの実績をもつ。

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